2008年9月21日アーカイブ

ヤマハ・テッセラクトEUの排ガス規制が厳しくなってきたとき、インジェクションや触媒で何とかするメーカーもある中、バイクに関して日本メーカーはさっさと逃げ出したが、真っ先にに逃げ出したのがヤマハである。「2ストのヤマハ」なんて称号なんか惜しみもなくかなぐり捨てて。一流たるもの逃げ足も大事ということですね。

まあその時期から乗り物の世界ではエコという言葉がしきりに意識されるようになり、やがて「ハイブリッド」を標榜する駆動形式が台頭してくることとなる。

ところでヤマハという会社は、グループ各社の製品がどれもこれもデザインが最高にかっこいいという特徴がある。それは乗り物に限らずオーディオ関連からシンセサイザーやIT関連商品に至るまで、とにかくかっこいいのである。
このかっこよさはスズキが何年に一度見せる突飛な「飛び道具的禁じ手」にも似たひらめきではなく、社是として「かっこよさ」を重んじているかにさえ思える。

ちなみにこのデザインの洗練さというのは(特に近年の)ホンダがもっとも不得意とする分野なのだが。
ヤマハ テッセラクトそこで2007年の東京モーターショーにヤマハが出品したこのテッセラクトだが、「Tesseract=四次元立方体」の名前の通り、スクエアなデザインのゾイドみたいな四輪バイクである。2005年のモーターショーでスズキが出したストラトスフィアが、あくまでバイクの進化のツリー上にあるのに対して、こちらは四輪でバイク的乗り方をさせる方を選択したことになる。

テッセラクトの最大の特徴はコーナリング時に人間の乗るシート部分がバイク同様内側傾斜する点にある。

ヤマハ・テッセラクト
この時点でいわゆる四輪バギーとは違うのと、内輪が下に外輪が上にリーンする構造はこれまでもあったが、テッセラクトの場合前後ともにこの動作を行う。たぶんアームロックシステムもあるだろうから、停車時には自立もできるだろう。

エンジンは水冷Vツインとモーターのハイブリッド形式なんだけど、これはどうなんだろうなあ。エコに配慮したというよりは、「単に加速が凄いからモーターにしました」ってのが本音なんじゃないかと邪推してみたくなる。

ヤマハ・テッセラクト

それと四輪のキャンバースラストがどれくらい効くのかわからないのだが、乗り味を四輪に近づけるにはロールセンターの重心を上げることとなり、そうすると振動がどうなんだろうという疑問も残らないでもないのと、法的にも今後こういうバイクがどう分類されるのかも不明だ。

ただ、このあと何かに変身しそうなデザインは最高にかっこいい。このかっこよさこそがヤマハスタイルなんだなあ。

ダッヂ・トマホーク


おまけ:
排ガス規制とかそういうの言い始めたら
暴動が起きてしまう国で生まれた4輪バイク

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