2008年11月24日アーカイブ

ドゥカティ・デスモセディチRR
 4輪でもそうだが2輪でも、レーサーレプリカというレース仕様車を公道も走れるように、いくつかの機能を追加もしくは削除して提供するモデルが存在する。

だがあくまでレプリカであり、特に日本の場合厳しい安全基準などもあるから国産メーカーのそれは「上級者向け」ではあるけれど、あくまで公道走行最優先であり、確かに乗り手を選ぶ高性能ではあるが本物とは格段に違う。


rr_2.jpg

そこでイタリアのドゥカティだが、ドゥカティもレーサーレプリカを出している。それがデスモセディチRRだ。

なんかデスモセディチって言う響きが中生代白亜紀に繁栄した肉食の両生類みたいだなあ。しかも鈍重で死骸漁り専門ののっぺりしたヤツ。


ドゥカティ・デスモセディチRR


もちろんそれはこちらの勝手なイメージであり、実際のデスモセディチは、2002年の990ccのプロトタイプ投入から翌年の2003年には勝ち始め、プライベーターに供給を始めてから2006年までには7勝をあげ、2007年から800ccモデルに開発をシフトしてからも活躍を続けているモデルである。


ドゥカティ・デスモセディチRR


それのレプリカ版なわけだが、どうもこのバイクはレース仕様のものとさほど仕様が変わっていないらしいのだ。

2005年モデルのレース仕様のエンジンを少しばかりデチューンしただけで、ほとんどそのまんまという。


 
ドゥカティ・デスモセディチ


エンジン最大出力および車両重量は、レース用マフラーで47.1kW/200psで171kg、公道準拠のマフラーでは138kW/188psで175.5kgとなるそうなんだけど。

ん?公道仕様車の重量増がわずか4.5kg?ということは、多少装備を削除したとしても、追加している装備(主に保安装備)ってどれくらいなんだろうか。まさかスピードメーターとウィンカーをつけただけだったらどうしよう。ありえるなあイタリアだから。


ちなみにこのデスモセディチだが約50000ユーロで限定生産された。とりあえず1500台というが、多いのか少ないのか。

そして顧客だが、有名どころではマイケル・ジョーダンとかトム・クルーズなんかが買っているそうだ。あきらかに休日に乗り回して楽しむバイク好きじゃないよなあ。まあ50000ユーロっていう値段を4輪でなく2輪に出せる人たちとなると限られてくるし、そういう人たちって結局屋内ガレージで眺めるだけというセレブな人たちであり、ドゥカティ側もそれを念頭に置いてるんだろう。

ドゥカティ・デスモセディチRR

歴史の中で芸術には必ずパトロンと呼ばれる俗物が切っても切り離せない存在だったわけだが、それは現代もそうなんだな。フェラーリといいドゥカティといい。

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