2009年2月11日アーカイブ

ロンドンで行われるRMオークションに、1957年型フェラーリ250TRが出品されるという。もちろんこれはフェラーリが量産車を売り始める前の、「去年の型落ちしたレーシングカーを売っ払って今年のレース費用を捻出する」という自転車操業商売をしていた時代のれっきとしたレーシングカーである。

1957フェラーリ250
V型12気筒 SOHC 2バルブ 2953cc 300bhp/7200rpmというのは当時としてはこれにタイマン張れるエンジン作れるのはメルセデスだけだったはずなのだが、確かこの時代メルセデスはルマン24時間で観客を巻き込む大事故を起こして以来、レースに参加していなかったので、フェラーリは最強の名を欲しいままにしていた。

1957フェラーリ250TR
おっそろしく綺麗なエンジンなんだが、これ動くんだろうか?おおよそフェラーリほど、車自体はすでに死んでいるのに、隅々まで磨き上げられている車はないわけだが、まあ動いたからってこれを乗り回す奴はそういないんだろうけど。

1957フェラーリ250TR
このポンツーンフェンダーはこの時代の流行で、グリルから切れ込むデザインは、ドラムブレーキの冷却目的だったそうだ。もうどのアングルから見ても失神しそうなくらいかっこいい。

1957フェラーリ250TR
気になるお値段は、近年RMオークションに出品されたビンテージフェラーリのお値段が、アメリカのモントレーで出品された1961年型250GT SWB が451万ドル。ぺブルビーチで出品された1959年型 250GT LWB カリフォルニアスパイダーが363万ドルと、おおむね3億から4億5000万ってところで、やれサブプライムローンだの派遣切りなどって言葉が別世界のようだ。もちろん今回この車の場合、それらより安いとは考えづらい。

1957フェラーリ250TR
でもなぜか「どんな人が買うのか」よりも、「今までどんな人が持っていて、なぜ手放したのか」の方を考えてしまう。やっぱり時節柄栄枯盛衰ってやつなのかなあ。

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