誰か「XX」の読み方を教えてくれ ~フェラーリ599XX~

フェラーリ599XX8気筒のフェラーリは、「小さな」という意味で「ピッコロ・フェラーリ」と呼ばれている。つまり、フェラーリにとっては、12気筒こそがフェラーリであり、それ以下のものは「小さなフェラーリ」という位置づけをされるのである。確かにディノ246GTや308GTBは小さい車だったのだが、348tb(正確には328からか)から巨大化を始めたフェラーリのV8車たちは、F355、モデナときて430になると、これでも「小さな」と言い張るつもりかと言いたくなるようなビッグサイズである。

フェラーリ599XX

まあフェラーリというメーカーの矜持として「12気筒」というのは、時代がどう移り変わろうと決して譲れない魂なんだろうなあ。三つ子の魂と言うか死んでも直らないと言うか。
さて、現時点でフェラーリ唯一の12気筒なのはフェラーリ599GTBフィオラノである。エンツォみたいに恥ずかしくてどこも走れないような客寄せパンダではなく、量産車としてである。デザインは、奥山清行の手によるもので、あの絶望的にかっこ悪いエンツォをデザインした人間と同一人物とは思えない、デイトナを意識した美しい曲線で構成されている。

エンツォのときは寝起きで足でデッサン描いたのかね。


フェラーリ599XX

しかも今回599XXという完全な競走車両としてのリリースである。
フェラーリのプレスリリースによると「『選ばれた顧客』が参加できる技術工房的な車になる」そうである。

どうでもいいけど、エンツォをベースに開発されたFXXのときも思ったのだが、この「XX」の読み方って何なんだろう。
ローマ数字でいうところの「20」なのか、それとも「エックスエックス」なのか。個人的には「バツバツ」ってのが面白いんだけど。
「599XX」なら「ごーきゅうきゅうばつばつ」ね。

エンジンは599の6リッターV型12気筒をベースにチューニングが施されて、最高出力は700ps/9000rpm。700ps出せるって言うよりも、9000まで踏めってのが凄い。
うーん、いいなあこのフェラーリらしいクオリティ。




フェラーリ599XX


Cピラーのとこに突き出たマットブラックのこれは、
車内のテレビで地デジを観るためのアンテナではなく、空力パーツである。





フェラーリ599XX

こうやって後ろから見るとルーフ全体がそのまま空力パーツになっており、何となく理にかなった形状になっているように見える。
ただしこのリアスポイラーは雨が降ったら雨水がたまりそうである。




フェラーリ599XX


タイヤの熱を逃がす処理は、スリットかと思ったら完全にウィングになっている。これはフロントもリアも同じ処理がなされている。ただしちょっとヒットしただけでポッキリ行きそうだなあ。




とにかくエアロパーツが非常に特徴的に作られており、時速200km/hで約280kgのダウンフォースを発生するというのもハッタリではなさそうだ。








フェラーリ599XX
ちなみにこの599XXには、FXXと同じくテレメトリーシステムが搭載されるという。
つまり走行中の細かいデータがフェラーリ本社で解析されて、今後の新車開発にフィードバックされるというのだ。車庫入れに失敗してフェンダーを擦って泣いてるところとか、踏み切りで立ち往生しているところとかも、きっとフェラーリ本社に送られて今後の開発に生かされるに違いない。




何だって億近い金払わされて買った車の一挙手一投足をフェラーリにモニターされなきゃいけないんだという人間はこういう車を買ってはいけない。『選ばれた顧客』というのはそういう人なのだろうから。たぶんね。

フェラーリ599XX

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このページは、kanazoが2009年4月29日 23:02に書いたブログ記事です。

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