ビアンコと言えばボンゴレビアンコだよね ~フェラーリF430~

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フェラーリF430
フェラーリと言えば「赤!」というのが、どの車にもイメージ的に真っ先に来るのは、やっぱりF1がそうだからっていうのもあるだろうけど、テーマカラーとしてフェラーリの赤というのは絶対なのである。昔からフェラーリと言えば赤だったのだ。吉野家のオレンジと同じくらいに。

ところが近年、特にこのF430の赤があまり売れず、売れるのはいつも白とか黄色なのだそうだ。


フェラーリF430この傾向は実は360モデナののころからボチボチ出始めていた。僕がかつてとある会社にいた時代、工場に入庫してくるモデナと言えば、「フェラーリってこんな色出してたのか」と思うくらいに変わった色が多く、純正色でメタリック水色とかあったから。

このメタリック水色っていうのはイメージで捉えて欲しい。たぶん正式な呼び名があるはずだから。よくいるよね、「白じゃない!ビアンコと言え」とか言う人たち。まあ言わせてもらえば「ラルクアンシェル」と「ラルクアンシエル」の違いに逆上するようなもんなんだが。


フェラーリF430フェラーリはテスタロッサ以降の車はどんどん扱いやすくなり、モデナの扱いやすさは、512BBのそれと比べたらレーシングカーと乗用車くらいの違いがある。しかもモデナ以降は、フェラーリには日本法人ができたから、特にF430は部品のデリバリーが非常に早く、故障しても大抵の部品が在庫にあるか、取り寄せでも1~2ヶ月で届くのだ。

※国産車と比較してはいけません。

フェラーリF430だからオルタネータが黒焦げになろうが、あのネギを突き刺したようなカッコ悪いテールライトがエンジンの熱に耐えかねて溶けようが、大抵のトラブルは最悪でも数ヶ月も待てば解決できるようになったのだ。これはフェラーリという会社の車としては20年前とはまるで別次元のサービスの向上である。

※国産車と比較してはいけません。


フェラーリF430フェラーリを買う人というのは本来、レーシングチームのパトロン的位置づけで、凄まじい能力を持っているが乗用車としては最低の車を大枚はたいて買って、故障するたびに「うんうん」とマゾヒスティックに修理に膨大な費用と時間をかけて維持する人が多く、その人たちが求めるフェラーリの「赤」とは絶対のアイデンティティだったはずなのだが、こうしてメーカーとして成熟したフェラーリを買い求める現在の人たちに、その「赤」は必ずしもアイデンティティではなく、「フェラーリといえば赤っていうのも安直だよな」などと考える人たちが大半を占めるからこそ、F430は「レーシングカー」ではなく、「セレブなスポーツカー」となり、好まれる色も白だったり黄色だったりするんだろうなあと勝手に思っている。


ただ、どんなに時代がフェラーリに求めるものが変わったとしても、フェラーリの赤はモータースポーツ界において燦然と輝く真紅の紋章であり、フェラーリのラインナップから赤が消えることは永久にないのだ。

だからねえ、今フェラーリ買おうとしてる人は、今なら逆に赤を買った方がすごいカッコイイと思うよ。
フェラーリF430

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このページは、kanazoが2009年7月20日 00:14に書いたブログ記事です。

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