「いやあ、マッサがとりあえず命に別状なくてよかったわぁ。あとはこの赤い皇帝の俺に任せてゆっくりゆっく~~り休んでいてくれよぉ!むひひひひひひひひひ」と言っているかどうかはわからないけど、とりあえずマッサが命をとりとめたことと、自分のF1の復帰はシューマッハにとって両方嬉しいことなのは間違いない。だってヒマだったんだもん。70年代の後半からF1を観ていた者にとってシューマッハという男は、セナの晩年から頭角を現した天才で、セナの死後に圧倒的な才能と強さでもって皇帝の称号を手にしたあとも、どうしても「若き天才」時代のイメージがぬぐえない。そして天才とはえてして無邪気なものだ。シューマッハは引退したことによって、手放さざるを得なかったF1というおもちゃを今、再び手にするのだから、どれほど上機嫌なことだろう。そこに悲壮感などあるわけもなく、だからブランクがどうのとか余計な心配せずに「きゃっほー!」と観衆も一緒に喜べばいいのだ。
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