2009年10月18日アーカイブ

モノホンのF1専門チームが市販車(というほど一般的でないが)として出したということと、まんまレーシングカーのメカニズムで、史上空前の衝撃デビューして早10余年。色んな意味でその役目を終えたと思ってたマクラーレンF1が、MP4-12C という名前でモデルチェンジするらしい。
いいんだけど君たち今それどころじゃないんじゃないの?

マクラーレンMP4-12C

 デザインしたのはゴードン・マレーじゃなくってフランク・ステファンソンで、マセラティのクアトロポルテとかMC12とかをデザインした人ですな。

マクラーレンMP4-12C

ちなみに「MP4-12」っていうのはマクラーレンチームが97年に投入して、一年を通じて惨敗を繰り返した、ただでさえあまり美しくない90年代のマクラーレンの歴史の中でも突出した凡庸なF1マシンの名前なのだが、これをわざわざこの車に冠する理由は一切不明。何でだろうなあ。

とりあえず、初代でもっとも衝撃的だった「ドライバーポジションの中央配置」をあっさりかなぐり捨てて、左ハンドルということは完全に輸出仕様である。助手席とっぱらってあるのはここには消火器でも置けってことだろうか。

マクラーレンMP4-12Cエンジンは、3.8リッターV8ツインターボ。何だとぉ!?
そして最高出力は600馬力で最大トルクは600nmと書いてあるから、kgに代入すると約61kgってとこか。このクラスにしてはちょっとだけトルクは細いかも。ミッションは7速デュアルクラッチ制御で、何とあのラテラル・ブレーキングシステムが搭載されているらしい。

ラテラル・ブレーキングシステムというのは97年だか98年のF1開幕戦にマクラーレンが投入して、あまりのキチガイっぷりにその場で禁止になった、左右非対称に独立して制動をかけるというキチガイブレーキシステムである。はい、この時点で日本の公道は走れません。マセラティMC12と同じように好事家のガレージに眠ることが運命づけられてしまいましたな。


マクラーレンMP4-12C
 
それでもガヤルドとか458イタリアとかと比べると、排気量抑えめで、トルクも細めなんだけど、その分非常に効率的な速さを発揮してくれそうな車ではある。

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