2010年1月アーカイブ

トミーカイラR35GT-R
あのトミーカイラが復活である。
新車状態のGT-Rをバラバラにしてから徹底的に作り直して、しかも公認車検まで通ってしまう"コンプリートカー"として売り出すという、当時の(今もだけど)メーカーから見たら言語道断な商売の元祖でもあり、数々の「GT-Rのような別物の車」を生み出しては、やがてそれだけでは飽き足らず、プリメーラのエンジンを載せたオールアルミボディの和製エリーゼとも言うべきZZという車まで作り出したあのトミーカイラである。

トミーカイラR35GT-RしかもアルミモノコックにFRPをかぶせただけのZZのボディが、国内では衝突安全実験をパスしないと知るや、わざわざイギリスで組み立て逆輸入という形で日本に持ち込もうとした自動車偏執狂っぷりで多くの車好きを感動させたり呆れさせたりしながら90年代を全力で駆け抜けて消えて行ったトミーカイラだが、何回目かの身売りの末、正式にトミーカイラブランドが復活したのだ。
ああもう涙が止まらない。嘘泣きだけど。

トミーカイラR35GT-R

というわけで、GT-Rのコンプリートカーと言えばトミーカイラである以上、トミーカイラ側もこの35Rに手を出さなわけにいかないわけで、去年の夏ごろから開発が始まり、今年のオートサロンでデビューしたのがこのトミーカイラGT-Rである。




トミーカイラR35GT-Rトミーカイラの特徴は、「妙に高級」であるというところで、多くのショップがコンプリートカーを作るときに「かっこよさ」という美意識を充分に満足させ、
あとはパワーゲームのついでくらいにしか考えないインテリアに対して「高級感」を絶対に忘れないのだ。まあ確かに同じ値段出せばちょっとした高級セダンが買えるわけだし。

もちろんそのエスプリは健在で、社内は赤を基調にした高級感溢れる仕上がりで、加えて豪華絢爛と言おうか悪趣味ギリギリの派手さでもって、乗員を包み込む。ただこれ長時間運転すると目に来そうな赤なんだよなあ。


トミーカイラR35GT-R


 そして今回トミーカイラのデザインテイストとして珍しいのは、リアのオーバーフェンダー(しかもボディと同色ではない)である。

これに食いつくのはハコスカとケンメリのGT-Rを見たことがあるおっさん世代なわけで、32R以降のGT-R好きにはピンと来ないだろうなあ。WALDなんかわざわざリベットまで打ち込んでたんだけど。

リアのディフューザーをわざわざ作り直したのは、やっぱりこのマフラーを
ぶち込むだめだと思う。だって純正のディフューザーって近くで見るとすごく良くできているし、わざわざ作り直すほどのものでもないのに、マフラーだけはわざとやってるとしか思えないくらい形状がかっこ悪くってNISMOで凄いの出すのかと思ったら、NISMOまでなんか隅っこを掃除する掃除機のノズルみたいなの出すんだもんなあ。



トミーカイラR35GT-R
今までさんざん取り沙汰されて来た話だが、今回日産は35Rの改造を断固拒み、ホイール一つ換えただけで保証の対象外にするという強硬姿勢を見せていたのだが、35Rの登場からもうすぐ3年近くなるから、最初の車検を済ませた個体がそろそろ保証が切れることになる。つまり、改造に食指を伸ばすオーナーが出てくるのだ。
タイミング的にトミーカイラはベストな時期にこれを出すことになる。


この手の車は爆発的に売れるということはないんだけど、前述のようにトミーカイラってとこは「破滅型クルマバカ一代」なとこなので、スポーツカー冬の時代を生き残って欲しいと僕は切に願うのだ。いや本当に。

トミーカイラR35GT-R

このブログをごらんの皆様明けましておめでとうございます。
今年も不定期に無責任なことを書きなぐりたいと思いますのでよろしくお願いします。

平成二十二年度kanazo.net weblogの一発目ですが、いきなり去年のネタです。

去年の6月だかに、ヨーロッパの特許庁にフェラーリがターボエンジンの特許を出願したという。当初はまだスクープ段階だった、458イタリアに搭載されるのではないかと言われていたのに、結果的には凡庸な、いや失礼、近年のフェラーリ定番のV8エンジンとなったわけだが、これは何に使うんだろうか?F1では絶対ないだろうし。

確かにフェラーリには288GTOとかF40にはターボを搭載しているので、ターボ嫌いってわけではないんだろうけど、とりあえず向こう10年のラインナップってほとんど固まったっぽいので、載せる車がないから、また何とかスペチアーレだのスクーデリアだのの付加価値モデルに載せるのかな。フェラーリ・ターボエンジンまあ確実に言えるのは、路上で走るのは危険なくらいのトルクを発揮しつつも自身は非常に壊れやすいシステムであろうことですな。F40みたいに。